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糖尿病
- このような症状が見られる方は要注意!
- 血糖値が高め。
- 体がだるい、疲れやすい。
- 普通に食べているのにやせる。
- のどが異常に渇く。排尿の量が増える。
- 空腹感を強く感じ、たくさん食べる。
糖尿病とは
糖尿病とは、血糖値(血液の中のブドウ糖の濃度)が高くなる病気です。遺伝、食生活の乱れ、運動不足、肥満、ストレスの蓄積などが長く続いた結果、ブドウ糖を体内で貯蔵・利用する為に膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンが量的に不足したり、機能が低下することで引き起こります。 通常健康な人の血糖値は、空腹時で約80~109mg/dlです。食事をとり、胃腸で食べ物を消化吸収し、ブドウ糖が血液の中に入ってくると、血糖値は高く(140mg/dl未満)なります。血糖値がこれよりも高い状態を「高血糖」といい、糖尿病では、その高血糖状態が続きます。 糖尿病の「合併症」を引き起こさないように血糖をコントロールして、健常人と変わらない生活をして頂くのが、糖尿病治療の目標です。
糖尿病に多く見られる「合併症」
糖尿病特有の三大合併症は、「糖尿病網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」です。糖尿病を放置していると、高血糖は全身のさなざまな臓器を障害します。障害されやすいのは、神経と特に血管です。
「糖尿病網膜症」
網膜に異常が起こる病気で、視力の低下、失明をもたらします。
「糖尿病性腎症」
高血糖が長期間続くと、腎臓の血管障害や膜に変化が起こり、濾過機構が破綻する病気です。腎不全に至ると人工透析が必要になります。
「糖尿病性神経障害」
知覚神経や自律神経に障害が起こり、手足の感覚が鈍くなったり麻痺するほか、排泄障害や消化器症状などを引き起こします。 高血糖が持続すると、動脈硬化が促進し「脳梗塞」「虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)」「下肢閉塞性動脈硬化症(進行すると足壊疽)」などが起こりやすいようになります。糖尿病に高血圧や脂質異常症を合併するとより動脈硬化は進行します。 他にも、高血糖が持続すると免疫機能が弱くなり、水虫などの皮膚の病気や感染症が生じやすくなります。近年、歯周病との関係が注目されています。
当クリニックでの糖尿病の診療
糖尿病の診療には大きく分けて「食事療法」「運動療法」「薬物療法」などがあげられます。 毎日の規則正しい食事と食後の適度な運動でブドウ糖の消費とインスリンの機能向上を促し、血糖値を下げ、必要に応じて薬物を体内に取り込むことで高い効果が期待できます。
「食事療法」
身体活動量等に合わせた分量で、必要とするすべての栄養素をとるような食事をする必要があります。ご家族と一緒に食べられるバランスのとれた食事を、当クリニック管理栄養士がご提案いたします。
「運動療法」
毎日食後1〜2時間後に「少し汗ばみ、隣の人とラクに会話ができる程度」の運動を30分程度行うことで血糖値の上昇を抑えます。糖尿病治療に適した無理のない最適な運動メニューをご提案いたします。
「薬物療法」
必要に応じて当クリニックは、血糖を下げるための「血糖降下薬」という飲み薬の処方と、インスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のために「インスリン注射」を実施しています。「食事療法」「運動療法」と併用することで高い効果が期待できます。 「血糖値が高め」「体がだるく疲れやすい」「普通に食べているのにやせる」などの症状が見られる場合は早めの診療をオススメします。
糖尿病夜間教室の開催
毎月1回(第3水曜日、18:30から19:30の1時間)、初めて糖尿病と診断された方のための糖尿病夜間教室を開催しています。当院に通院されていない方でも参加可能です。ご夫婦やご家族さんと一緒の参加も歓迎します。希望の方は、前日までに電話連絡をお願い致します。今後はいろいろなテーマで開催致します。